言語の螺旋

言語の螺旋
陰陽五行でいうところの水の流れがいいところ

2013年5月16日木曜日

素直詩「もとからないもの~あるいは夢幻と夢想」



「もとからないもの~あるいは夢幻と夢想」

このこと
こいつら
このつらさ
あなたは
こうして
つらいのか
なら
つらくならなきゃ
いいんだわ

忘念
忘我

〈了〉

2013.05.16 write by aoyamachusi

読み手のためのNOTE:つらいっていぅのわ自分で作りだしているんだなぁ、とか最近学びました。
「あれこれさんの方がキレイ!(´-ω-`)」「それ彼くんのほうが上手!(;^ω^)」「あたしよりホニョニョコ子さんわ不器用( ̄ー ̄)」「あーくやしぃ( `皿´)キーッ!!」それも全てヒトとの比較。
自分が「人」になれたならば、媚もへつらいも異口同音も、折れも無くなるのですなぁ♪
こんな考え、如何でしょうか???

2013年5月15日水曜日

「沈黙機」→「洗濯機」…擬音語開放ver.



「沈黙機」「洗濯機」

我が家で激しく音をたてる電化製品は
洗濯機
だけになっていしまった
洗濯機というものは
選択し終えるまで
ごうんごうんとがなって
ぐるぐるぐるまわる
ガタガタガタ揺れる

洗濯
し終えるまでは
その存在を甚大に轟かせるものであって
洗濯し終えたあとは
沈黙
する。
沈黙機というものになるのであった
沈黙し終えたあとは
水を廃する残騒も
脱水
また脱水
またごうんごうんとまわる
水を放りだす機械となって
器するのであった

古来インド川べり
洗濯夫
洗濯するものたちは
洗濯を生きがいとし
洗濯に悦びを見いだし
命の限り洗濯する
自動なんかゴメンだわ
命の洗濯というものは
洗濯のうちにも入らないのであって
実は
その洗濯というものは
岩に叩きつけて服がボロボロに…
これが生業→洗濯
カースト制度極底辺
まどろみつつ遠いまなざしお昼寝
川べりだってばボンボヤージ

洗濯機
沈黙す
大海原に
沈黙す
泡まみれ上等
懐かしの2層式、沈黙しているところ
〈了〉

2013.05.16.write by aoyamachusi

2013年5月14日火曜日

「牛君?」~久方ぶり歌謡曲

「牛君?」       ~久かたぶり歌謡曲

①牛車に乗りたいな
牛車に乗りたいな
牛車に乗ったなら
牛車を操って
牛車を操って
牛車を歩ませて
牛車に乗ったなら
牛車だらけの
街道を行く
街道を行く

御簾の向こうに烏帽子
扇子
お香ひろげ香らせる姫
羽織袴
全てあなたのもの
牛車に揺さぶられ

…和歌詠む

牛車に乗ったなら
牛車に乗ったなら
牛車に乗ってます
牛車を操って
牛車を奔らせて
牛車に乗ってます
牛車まみれの
峠道を行く
峠道を行く

世は橘(タチバナ)
花には水木
雲隠れ岩
咆哮する、鮫
都落ち
島流し
村八分
また島流し
遷都
落城

…あわれ、えにし

③牛車に乗ったなら
牛車に乗ったなら
月上向いて
餅を喰う

…牛が糞たれた

〈了〉

2013.05.14 write by aoyamachusi
牛車07.jpg
正しい牛車