言語の螺旋

言語の螺旋
陰陽五行でいうところの水の流れがいいところ

2009年10月31日土曜日

finger tooth fat


頭を至近距離から打たれると


後頭部が炸裂して崩れるんです


生存率はまずないでしょう


竹林地帯のトラップでは竹のしなりを利用して脚を引っ掛けると跳ね上がり突き刺さるようにするんです


地雷原は人の手ではなく上空から無作為に地上にばら撒くだけで終了です


それが40年もたったいまだに野っぱらで遊ぶ子どもを負傷あるいは殺戮します


理不尽だとは思いますが


平和の反意語の戦争というものはそういうことの積み重ねなのです


ヒトはこの大陸には本当に必要とされているのでしょうか


その答は導かれるまでに人類は滅びることでしょう


マ、他人事でスガ

2009年10月29日木曜日

まんべんなく幸せな原っぱ


幸福という名の木を中心に


自然とふくらみあがった丘の上で


夕立


がはじまり


とても切ない音を立てて地面に打ちつけると


そこには


再びという名の


雑草が元気に背を伸ばし


葉を風に揺らし


とても落ち着いた今日は


無風の名を持ち


踵を返した境界線は


人種の違いを生み


モウタクサンダが一杯になり


人身御供という名のしらばっくれた太陽が


地平に沈む


沈むんだ


・・・

2009年10月25日日曜日

地獄からの静観


ゆっくりと指さす先には


鋼でできた分厚く背の高い門


昼食は済ませたばかりだ


許されたヒトだけがその門を通ることができる


生きている


死んでいる


そんなことは便宜上での差異化によるものでしかない


その門を力強く押すと


引き戸だった


ラーメンスープの濃い匂いとうら寂れた暖簾が招いている


レンゲはそっと鉢の横に添えられ


勇気という名の一啜りをまっている行儀のよい道具だ

2009年10月19日月曜日

名もない花を摘もう


名もない花を摘もう


どうせ名前はついているんだろうけれども


ボクはその花の名前を知らないから


それは今名のない花になった


蕾は固く小さく


葉はこじんまりとしているが


空に向かって葉脈を広げている


まんべんのない力づよさと


鮮やかな緑の茎と


今名のない花はハサミをいれられ


きっと窓辺で一輪挿しに差し入れられてやがて花が咲くことだと思われる

2009年10月18日日曜日

裏切られた弾道と輪廻


みょうちくりんな髭を生やした男がいた


男は初老だった


背中を丸めて小豆色の帽子をかぶっていた


帽子は毛玉のついたニット帽だった


男は溜息とともに自分の過去を訥々と語った


その間幾筋もの紫煙が空にはかれた


とても根気がいることだった


ジャケットにも安物のタバコのにおいが染み付いてしまった


ヒトが幾年生きるということは


だれかの数十分の間に


タバコの煙を吸い込ませるということだと思われた


男はお茶代も払わずに店を出て行った

2009年10月17日土曜日

表現方法の過多


暇つぶしの鑑み


ロートルは戦地を離れアムロのくせ毛はさらに盛上がり


エルボーは来世へのロープへ振られて狙いはぶれて気まずい空気


暑過ぎる


愛し合うことだけがすべてじゃないよと呟いてみても


国境


という言葉の隔たりがキミはこちらボクはあちら


戦争を知らない勇気は


前線に送られるまえに


自らの引き金を引く指を切断することにより


意思が汲み取られた


なにが正しいのだろうか


正義なのか


イチゴに練乳は甘すぎるのではないか


トマトは大麻の畑のそばでひっそりと花を咲かせた

2009年10月12日月曜日

甘い憂鬱

こんがりとした
夕日のたつ丘に
名前のないヒトの棲む
小屋が建っている
僧侶だそうで
朝の日の出と
日の入りの時間になると
リンゴーン
と鐘を鳴らすんだ
その鐘の音ととともに
まず
羊飼いが目をさまして
配達のまえの朝食を食べ始める
牛飼いは
干草をくるくると巻きつけて
うずたかく積み重ねる
吟遊詩人は知らない異国の優雅な夜会の様子を
奏ではじめる
先生が学校につくころには
村のだれもが
通りに出て挨拶を交わし
今日のこの日の
幸せを祈るのだ
黒いネコは
そんな時
港に出て波が高く打ち寄せているかどうかをみてみると
どうやら今朝は
舟がでていないようなので
きのうの晩は風が強かったものだよな

あきらめて
日向で毛づくろいをするのだ
こんがりとした夕日のたつ丘の僧侶は
そんなネコのために
ミルクにひたした黒パンを
窓辺にそっと
置いてあげるのだった

生命力のいきつくところ


広場にハーブがなっている

その香りはそよ風にのって鼻腔をくすぐる

繁茂する生命力に驚くばかりだ

土をいじっていると

生き物の声がきこえてくる気がする

元気になりたいンダ

気になるのはあるところに植えたブルーベリー

てをかけらずにいて寂しがっているのではないか

なにからにまで独りでできるわけではないけれども

せめて愛でて

あしたに花を咲かせられるように

精一杯の育みを行うまでである

耐えて忍ぶ茨道

ポチョムキンさんのフルヘッヘンドで描かれている風景には
詩情がある
広がりと一抹の召し上がれと渦ヶ森がある
ヴィョンのありふれた風景なのでどこかで見たことがあるような風景が多いけれど
秋田犬の記憶の中ではそれはそれほど魅力的に残っていたりなんかしチャッタリシテ

何故かと考えると骨髄バンクがヒトカケラ欠けているからではないかと思う
何故またヴィヨンが欠けているかヴィヨンに住んでいるだけの特殊な嫁か
鳶職に集中してなかったからであはないかと思われる
いろいろな人糞が飛び交っているので
そうなるって
湿原に生える野草を許可なくとったアナタ?gps追跡されていますょ?
てば
てば

2009年10月7日水曜日

今日のおほん


『東京トイボックス』うめ


ワクワクどきどきさせられます


仕事の雑事で忘れていた少年の日の心持

2009年10月6日火曜日

魔女狩り


気づいたらいつも独りだった

独りは嫌いじゃないほうだった

必要以上の人間関係や馴れ合いは求めるところじゃなかった

距離感を見誤った人を見ると恫喝したくなる

叱責なら進んで受けるところだ

ただ思うのは

こういった人間こそが

はるか中世暗黒時代煮えた鉄鍋の中の脂の中に手を漬けることを強要されていたのだろう

ボクの前世は人柱

必要以上の関係性はもたないと心にきめている

たとえ

天と地がひっくりかえろうとも

驚天動地に震撼させらるる世の中だろうとも

好きなだけ行うがいい

2009年10月1日木曜日

理力のいきつくところ、あるいはチンして食べると美味しいもの


嗜みは自助力


地球は恒星の周りで巡るめく惑星のひとつとして


たらればならば夢の中で謡うといい


心許せる人がいない


贅沢なものだったよ


転ばしながらコソアド言葉でレンジャー部隊にkissだとしたらば


めんそーれもひとしお


迷いまどろみつ行き着く先は箸とフォークとナイフでちょん切られ


喉元過ぎればなんとやら


埋め立てろ!!!