2012年7月27日金曜日
2012年7月25日水曜日
笹井宏之オマジュtancka「ささやかな個人感情の発露」
夕暮のひかりに迎へられてゐし我が吹くフルートのアヴェ・マリア(fc2blog些細引)
暑熱うだる
眠りにつくには汗が
粘ついて
息
嫌になるよ
チューペット食べる
楽器は不得手
小学校の担当はギロ
メロディーラインはおまかせしています
木をすり合わせた間抜けな音なら任せてください
両開きの扉
が重い
偶像崇拝の禁止
処女懐胎の井戸端会議
2時間に一度
乳をやる姿のみ聖母
プルタブをさあ
指でねじって切り傷ができた
繊細な働かない手は
生傷が絶えないんだよ
ブルーベリーなら
ブルーベリー畑ソノ1 |
着々と育ってますよ
耕地
ブルーベリ畑ソノ2 |
根をはらんあらん限りの水分を
求めるので
そっとたっぷりあげる
2012年7月22日日曜日
tancka「3大欲ととってしかるべき義務」
tancka「3大欲ととってしかるべき義務」
大いなる神の判断に異議申し立て
塔を建てたいので
雷をよしてください
ちゃんこ
がたりなくて
駄菓子
買食いをみつかった
うつむく力士
イェイツが牙で
蝕んでいる
花を歌っても臓腑
香りが違う香りが
もう帰ろうか
うんん
バス行っちゃうよ
洗濯物が乾いてから…
そう…
ホメオシス
めがねを失せた
タブンあそこ。
汗拭い肌着をほうった
タンポポの綿毛の野原。
writes 蟲士12.07.22
雑感「ウォーターメソッドマンⅠ、Ⅱ読後」
雑感「water method man→watermelon mann読後」
とても長くて妙ちきリンな、小説が好物
なのでスガ、中途入院期間を挟み、他のモノに横恋慕
してをりました。振り返れば3ヶ月が経過。移動中k本的に自転車なので、職場の隅、とか洗濯場のおかあさん(愛称)のところでお茶どうぞ、に甘えて1時間、小さな古本屋の2階の隠れ家、なりで読みすすめてをりました。村上春樹訳の「熊を放つ」が大好きで、古本屋で手にはいったら、ヒトにあげて「読んでみてネッ」を繰り返していたり…
ボクは読むのが本当に遅くて、山田風太郎の「戦中派不戦記」デモ2週間かかってしまいます。司馬氏の歴史長編には、孫、子に託すかわからないので、部分読みしています。乱読デス。
それなのになぜやたらと長くて読解困難な作風の本を愛好するか。
John
Arvingはとても緻密にきっと偏執狂の範疇に入る書き方をしていた頃、本編の筋書きの大まかな部分、とは別の瑣末な出来事も丁寧に書いていて、そこが妙味、なんでスガ例えば、作中にある、院生が古代平地ノルウェイ語を研究していて、翻訳に無意味を感じたので、デタラメに筋を書き換える、その擬古文の引用とか…彼女と子ドモが欲しい、欲しくないの話になって、ドイツに旧友を探すために逃げる、そこで麻薬取引の仲介をすること巻き込まれる。そういうことの積み重なりでぼかされた、主題
ごく控えめにそれでも胸を打つ形で目を引くからなんですネッ
うまいなぁ、と思いつつ偏執狂ぶり(アメリカ文学代表謀略作家トマス・ピンチョンのように!)がもっと溢れ出てくれたらなぁ、しかし、小説と名のつくものは読み手への歩み寄り、が必ずあるのでTim
obraienは巧くなってしまったのが悲しい…なんて思っているのは、ボクだけなんでしょうか。明確なメッセージ性は論述子に任せちまぃましょぅや、と。
蟲士書12.07.22
〈参考John Arving「ウォーターメソッドマン」Ⅰ,Ⅱ川本三郎共訳:国書館院刊〉
2012年7月21日土曜日
雑感「t&esoft、ハイドライド3」
ファミコンを買ってもらえなかった。遊びをtvでできることがまだ途中期の頃だった。MSX2なら買ってもらえたのが不思議だ。RPG盛り上がりはじめたなか、この作品だけは、むしょうに欲しくなった。兄弟間で珍しく意見が一致した。お金をだしあおうというのである。もらったばかりの小遣いを差し出した。saveのためのpanaamusementcartrigeも買わなければならない。ゲームを途中で記録できるというだけで価値があったのだ。わりかしsoftもそれも高くついたのを覚えている。
はじめて開封するのは兄の仕事だった。オープニングで画面が動く、風景をなめていく。広がる大草原、村落、雪凍てついた山、意味ありげな高い塔。
職業を選べるというのを斬新に思った。体力というものが途中で減る。歩いて戦ったりするのだから当然だった。お金をやっと貯められて、手にした鎧を装備したら動きが鈍くなる。重いのだ。さすがにこれではいけないので、装備を戻してlevelがあがるのを待つ。もどかしさが、さらにのめりこませる要素だったのだと思う。とても時間を費やして最後にまさか地上を離れるなどとは、全く想像もつかない展開だった。konamiの初代「メタル・ギア」なんて、ほんとに怖すぎて投げ出したクチである。ビビりすぎてまさに一歩づつ前へ進むしかなかった。振るう剣にも力がこもる。ending画面をみている時には、ただ呆然として虚脱していた。精魂尽きていた。
ハイドライド3というからには1と2があるということなので、相当経ってから、1が手に入ってやってみたら、とてもがっかりしたのは、3を愛ですぎていたためだと思いたい。
当時のお金で、兄弟で等分した金額が騙されていたことを知ったのもずいぶん後である。
wrought by蟲士12.07.20
はじめて開封するのは兄の仕事だった。オープニングで画面が動く、風景をなめていく。広がる大草原、村落、雪凍てついた山、意味ありげな高い塔。
職業を選べるというのを斬新に思った。体力というものが途中で減る。歩いて戦ったりするのだから当然だった。お金をやっと貯められて、手にした鎧を装備したら動きが鈍くなる。重いのだ。さすがにこれではいけないので、装備を戻してlevelがあがるのを待つ。もどかしさが、さらにのめりこませる要素だったのだと思う。とても時間を費やして最後にまさか地上を離れるなどとは、全く想像もつかない展開だった。konamiの初代「メタル・ギア」なんて、ほんとに怖すぎて投げ出したクチである。ビビりすぎてまさに一歩づつ前へ進むしかなかった。振るう剣にも力がこもる。ending画面をみている時には、ただ呆然として虚脱していた。精魂尽きていた。
ハイドライド3というからには1と2があるということなので、相当経ってから、1が手に入ってやってみたら、とてもがっかりしたのは、3を愛ですぎていたためだと思いたい。
当時のお金で、兄弟で等分した金額が騙されていたことを知ったのもずいぶん後である。
wrought by蟲士12.07.20
2012年7月20日金曜日
歌詞「戦場のボーイズライフ」小沢健二,引用
作詞作曲、歌 小沢健二「戦場のボーイズライフ」
間違えていたらスミマセン
*この愛はメッセージ祈り光
続きをもっと聞かして…
(*repeat)
泣いたり恋をして走るよ
v style="font-family: Arial,Helvetica,sans-serif;"> みんなせつない夢を抱いて
ずっと火花散らすバトルのあいだ
夜空に高く見てるラッキースター
胸の奥にそっとロザリオ隠してはみな歩く
この戦場の町吹いてくる風に
涙なんてすぐ乾くはずさ、
Come on Boys
勇気を出して歩かなくちゃ
宝物をつかみたいから
心すっかり捧げなきゃ
いつも思いっきり伝えてなくちゃ
暗闇の中挑戦は続く 勝つと信じたいだから
何度も君の名前を呼ぶ
本当の心捧げて呼ぶ
この愛はメッセージ
僕にとって祈り 僕にとって射す光
いつだってSOULは すごくハード、 猛スピードで いっそ地獄まで、いつだってSOULは すごくホット!、猛スピードで いっそ地獄まで
Come on Boys
勇気を出して歩かなくちゃ
上を向いて胸を張って
心すっかり捧げなきゃ
いつも思いっきり伝えてなくちゃ
暗闇の中挑戦は続く
勝つと信じたい今は
そしていつか夏のある日
太陽のあたる場所へ行こう
子供のように手をつなぎ
虹の上を走るように
この愛はメッセージ
僕にとって祈り
僕にとって射す光
いつだって信じて!いつだって信じて
*この愛はメッセージ祈り!光
続きをもっと聞かして…
これが有線で一日中かかっていた頃、ボクわ喫茶店でサンド・ウッィチや、ピラフを作っていました。シングルにしかない(?)曲なので歌詞がわからないまま、心に残っていた作品デス
2012年7月14日土曜日
poet「かわいそうなフロッグマン」
「かわいそうなフロッグマン」
葉巻で寝ころがるフロッグマン
カウボーイハットがおちゃめで葉巻
をスパスパ吹いた。
車道を、車が一台、ポンコツのディーゼル
つづく子どもたちの駆け足
葉巻をかくして煙をぼやかす
優雅とはいえないしぐさ。
ブロックの上で甲羅干しのフロッグマン
バスタオルでグラスにコーク
をぐびり、飲んだ。
雌牛が、一頭、よく張った乳
つづくうるさい山羊たち、ベル
葉巻を吸いつけて
どうしようもないと天をあおぐ。
ふと空、大きな黒い雲、よぎる。
葉巻をしまい、カウボーイハットをかぶる
雨をうきうき待っている
大粒の雨の一つを口に入れて、甘い
帽子とチョッキを脱いで
極上の雨だ
激しく雨に打たれながら
あくびが出そうな天気はもういい、ずっと雨でいい
軽くステップを踏んだ♪
ひどい雨
が道路に溢れて、
ポンコツのトラックが立ち往生
大人たちがうんうんうなって押す横を
水牛にのった村人が草笛、通り過ぎる
水牛もこびりついた汚れが綺麗に落ちるから
雨がスキ
散々な濁流の中で、葉巻を一本濡らしてしまった
お気に入りの帽子は守った
仕事を投げた村人たち
は車を放って駆けていき。その手には弁当箱、それも面倒になって放る。
フロッグマンの足元に転がった、
弁当箱だった
ピーマンをかじりながら
暗くなった空の下、じゃんじゃん降りを避けようと
学校のプールの柵へとのぼる
帽子の中にはニンジンとトマト
たまに口をあけて天を見ては
大粒の雨飲む、塩気洗う
止むどころでない雨は
夕暮れなのに真っ暗
フロッグマンの妻や子どもたち怯えてないかな
そろそろ帰ろうかな
帽子をかぶって柵からおりる
すると思った以上に深い草の根
あわてて息つぎをする
ドシャブリの中で
フロッグマンは泳いでる
道路の向こうのヤシの樹の中
ママと坊やたち
渦巻きを避け波を潜りかわし
出てきたら街角の揚げパン屋
流れすぎたフロッグマン
信号の玉も切れちまってさ
グチョ濡れは嫌じゃないさ
ずいぶん流されてしまったな
耳抜きをしても一度チャレンジ
流れに逆らうのはきつくてね
いつだってなるようになると
フロッグマン
カウボーイハットも
ブーツもチョッキもタバコ入れも
どこへだか流れた
拾いモンだからいいけどさ
流れをせき止める一台の大きいバスが
まいったなあ
下手にひっかかると、ケガするぜ
ひとやすみ、バスの高い運転席へ
あきらめた運転手はビールをしこたま飲んで眠る
ビールのおこぼれにあずかる
さて、ねえ
どうやって帰ったもんかねえ
大地とどろかす雷とこれでもかという雨、空光る
まいったね
香菜をアテに
ビールの残りを飲んじまってさ
ふて寝することにしたフロッグマン
〈了〉
虫士 writ`s
2012年7月13日金曜日
詩「たんぽぽ」
「たんぽぽ」
故郷の休耕田に群生
大いなる滋養により
かならず大きい茎、葉、花弁
日当たりのよいところはもちろん
楠の枝葉ごつい下端のできた闇
ときどき陽光
すわこのとききたりと葉を筋通し茎ねじり
これでもかとばかり
こちら向く
木陰となったくらがりからみる
群生
というからには
もちろん
生命優位体外来種アステカの国旗より
圧縮添付メール
ひらいたとき
かぜがまいちらばった綿毛
かならず根付く
日陰
であろうと
ひなた
であろうと
霧のなった一滴の露
ミミズがとかした滋養分幾分ざらつく枝葉分かつ
ことしおらしく
咲いていた
休耕田の主
生命力張り詰め満面の笑顔
みたいな
いちめんの黄色、土覆うほど無邪気なり
それ咲かすため
ミミズくん頑張る
だに虫はう、跳ぶ、
陽光反射
黄色に
2012年7月9日月曜日
tancka「長年つかえたカシミヤのセーターぞ」
「長年つかえたカシミヤのセーターよ」
夢みたい夢だったようで、羽が生えました
真白な?ううんウグイスの
みかんばか
り食べていたんだ皮をむく
手が黄色いと
がむしゃらに
ブラウン管でよよギター漫談
凍りついた紙面
嘘だってもいいから
アナーキーにも人
情震える手
歩行者道の2t
神戸空港
神戸空港
神戸空港
きょうとぶ便の一番のお気に入りはなんですか?
ルパンのも
みあげそよぐ
スイスましてや
喜望峰に同じ
待てととうヒト
カモミールにみか
んのジャム澱む
成長過程の香り
よよひきたちぬ
『父一歌』
かつてない鍵が開かない留守 縁側の窓から。縮んで目を背ける犬 ふふ、
蟲、書 12.07.10
2012年7月6日金曜日
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