言語の螺旋

言語の螺旋
陰陽五行でいうところの水の流れがいいところ

2013年2月24日日曜日

「製鉄の社宅の庭にあそぶ君」素敵以外の言葉探し中デス…



「製鉄の社宅の庭にあそぶ君」

甘いといわれているだけで無理ではない
知らないを知っているから
できますもん
素晴らしいなぁ
いみじきやなぁ
あらまほしやなぁ
といっていますもん

だれもがその本分でできることをもっている
前世
だの
現し世
だの
涅槃
だの
全肯定すると
ほら
海が凪ぐ
腰痛が消えるっ
クラスでTOPになるっ
彼女とゴールインするっ
無理だと思っていた懸賞に当たるっ
遺産問題が解決するっ

金の壺
とても大事な金の壺
君のとなりの金の壺
製鉄化学安普請格子戸
開け放たったら
君、振りむいた
赤い服着てしゃがんでる
かまわれたくて泣いている
寂しい瞳で泣いている
お腹が減っても放置

飯できたので食わす。
空の器かかげた君破顔する姿やんごとなしである

これから先できる、が待っていますので。
君、心配いりませんもんもんもん…
〈了〉
青山蟲士writ‘s 13.02.23

2013年2月23日土曜日

素直詩「母物…」



素直詩「母物…」

いったいまったくわからないことになってしまったんだ
コタツを2つもっていく
母のもとにだったりもする
こたつなどいらないと母はいう
2つもいらないではなく
ひとつもいらないのである
母は物をもらうのが苦手なのであろうか?

部屋にはいる
仏前の部屋はやはり寒かった
息が白くあがる
なのでもらえとまたいった
右隅をみた
うえのほう
天井近く

エアコンだった

まっさらでまっ白で動く気配すらない
産まれたての産声あげかたも知らないくらいなんじゃあないかというほどのさらっぴんの

エアコンだった

愕然とした

ボロの中古の猫臭いコタツを2つ持っていく
車に積んで嬉しそうに実家に帰った
そば一杯など分けない
バカみたいだった
 エアコンなんてこの世の中からなくなってしまえばいいのになんて思った
実際世の中電磁波まみれ
蔓延っているのだし
仕方ないじゃあないか

エアコンだった

コタツ2台分岸壁波岸テトラポット無限
積んでみたとしても
キリ
楊枝の先
食わない武士
蹴ったら折れる鹿の骨
バンビちゃん立ちあがり震えり
それに等しいおぼろげな存在にもかかわらず
エアコン様様甚大な憚りかただった

なんまんだぶ(南無阿弥陀仏)といわされた。
なんていうか泣けてきた
コタツ2台を抱えて山の上に登ってみたらこういうことだったのだという結果で
ボクは残念だったのであろうか?

コタツコタツコタツコタツと唱えながら今日は夢をみてみたいと思う

〈了〉

note:わからなかったけれども「どうしたらいいか」がわかりましたっヽ(・∀・)ノ

青山蟲士writs 13.02.20

2013年2月20日水曜日

「こおいう大きな猫を飼うかな」創作詩



2013新境地多くを語らない詩

「こおいうおおき猫を飼うかな」

こういうおおきな猫をかうかな?

つつんだ手の輪にうっ血す
背をなでる
毛皮のみにまみれて
寝息熱すぎかな
部屋を出るためにのど輪に爪をたて
いちまつの不安まったくなく
尾のつけ根もんでも
感恍惚吐息無情

あまい香りハーブのロウソクの炎ゆら
密室なのに死体が二つ
おたがい殺し合ったかな?
息かきみだれて
野山ちかくのワンダーフォーゲル
固いパンなしにビバーク
八甲田山からでも生きて帰られるかな


畳の部屋なのに机の上、胸の上、腹の上
つけたことのないホットカーペットが熱い
ビジネスホテルばりに換気扇はなはだうるさい
こんなに大きな猫なのに寝息煩い
窓から放り出してやろうかな?
黒点に手を差しいれて体温測ってやろうかな?
戦時中並食減らし
ヒトニアラズヒトハンダン
天使のような微笑みデカダン
二律背反なるつるとんたん

ゲシュタポにての1000回もの手洗い敢行修行かな

血肉滴らす犬歯の間隙にて
引き戸をあけて
オハヨウサン
採れたて野菜ですと
オハヨウサン
毎朝毎朝
オハヨウサン
これからずっと
おはようさん
尾のない猫です
オハヨウサン
たてがみ広げて
オハヨウサン

ガルルルルルル。

<了>

chusi aoyama writ`s 13.02.20

2013年2月16日土曜日

素直詩「ともだち」

「ともだち」素直詩(為直し・素直し・すな唖)

ともだち、がいなかった
知らずにいながらいらないよといのが恰好いいとおもっていた
知らないことをみとめた
たわいもないはなしがきらいだった
駄洒落でわらうのがそんだとおもっていた
ブンブンもビューンビューンもガーッもよくないなとおもっていた
くちにしてみた
あぜんとした
そっけなくわらってくれることにだ
知らなかったので
わらえなかった
えがおだった
渇望していた
智明珍妙破顔遭遇傀儡(クグツ)
叡智といのは
あんがいみじかな
ともだちのえがおにあったのだ
ごく一部だけれども。
いままでともだちじゃないなどとおもっていたのでともだちじゃなかっただけで
じつのところあっさりともだちだったのだ

手をさしだしてもふりきられている
いっしょに走らないことをえらんでいるのだからして
はじめましての天気のはなしだったのだ
地元のパブにいりびたりなんかしなくても
おごりのbeerはまわってきたりなんかして
つぎはあんたの番だよ、なあんていいあう
そういうボクも案外えがおだったりするのだからして

ふしぎだ。

青山蟲士書13.02.15

2013年2月8日金曜日

創作詩「誰かが私を貶めようとしている」



「誰かが私を貶めようとしている」

ハンドル握った理性ある顔
すまし顔
ほくそ笑み顔
苦痛歪めば顔
眉間縦皺顔

てきとーうけながし

誠意ある態度にて積極的人格の否定

がんばれ!
つたないあひるよちよち氷上歩き

みまもる面倒みのいい母親面
がんばれ!

「誰かが私を貶めようとしている」ときかれたら

ハイなの?
イイエなの?
ハンドルはなすの?
ヒトの道はなれさせるの?
大人ってヒトに日記みせて褒められるもんなの?

絶対幸福含有体ゆえ
満面笑みす
「誰かが貴方を貶めたりなんかしちゃったりするんだかんね?」

<了>
青山蟲13.01.31書

2013年2月6日水曜日

「テレビ」あっちゃんオマジュと「テレビじゃない」蟲士創作詩



「テレビ」

今度
テレビが好きな人に
出会ったら
何チャンが好きか
聞いてみよう
同じだったら
なんか
うれしいから

あっちゃんwroght 某年某月

「テレビじゃない」

テレビ
をみないから
好きなヒトが当てっこできない
隣りあって座って
ゆったりと女の子話がしたかったな
今とりあえず
玄米アラレ食う
君も好き

write13.02.02

2013年2月3日日曜日

創作詩「スポンゴ---奇妙奇天烈無音の果てに」



「スポンゴ---奇妙奇天烈無音の果てに」
涙腺がゆるくなったとたん
気持ちいい退却が
ガレオン級帆船緩慢後退キプロス岬沖息子抱っこ愚美人

鉄器の発明ならまかせておいたし
青磁のまがいものならやらせておいた
田園の開梱と
捕虜の管理だけしか得意じゃなかったからだ。
天然海綿の器擦る道具で島を捨て渡米
有給休暇をとってママンのパスタを頬張りにいくんだもん
太陽燦燦南中真夏が来るたびさぁ!

たとうるなら未来の実現可能な睡眠時間
テンピュールなら返品しました
なぜなら寢らないので。

カーテンしめてもなおイビキ

暗い部屋でひとり以外なおイビキ

<了>

青山蟲writ`s13.01.31

2013年2月2日土曜日

創作詩「疲れたところに食を持つ、おやつも」



「つかれたところに食をもつ、おやつも」
時が24の区画に整理され
大人しやかなヒトを仕切ってしまいこんでいく

疲労というものは小さな取手のついた真四角
な抽斗の中に木綿豆腐として詰まっている
ほんのり生姜の薫りをさせながら
昆布だけをもってして
ほとんどそれはお湯じゃぁないかというほどの薄さで
しょうゆ一滴
たらさず
しんどいという形容の中に
落とし込んで煮つめていく
煮つめる
とはいっても
ふたをしてからほんの少しぐらっっとひと煮たちさせるだけであって
煮たつということは
煮込むということではない
実際それは煮つめていない
やはりそれは
しんどさというものは
しんどさというものは
しんどさしんどさしんどさー

体に内包せる疲労困憊コンパイル
とろろ昆布に似た根昆布
ニトログリセリンといれ間違えたヨロ昆布
パラマウントベットのようなふかふかさ加減にまとわりついた出汁昆布

微妙無花果簾門
御簾の向う影にてうすら笑み
をのこ
ネズ鳴きの問いたるところ
「キタ枕ノホウガ運勢ニヨイ?」
どうやら少しのつぶら
な瞳にいて

お前の中のその24の区画の時の流れ
今まさに終わらんヤ
敢に計らんヤ
いづくんぞあらんヤ
中大路欣ヤ

せめてもの所謂ところには
やれ
とか
やれやれやれ
とか
やってやろうじゃぁないか
やってよ
なんていうのは
ひとのおもいつきの口から出た勢いなのであって
ボクというものはつくづく人柱
なのだなとおもいながら
行為の範
とびこえる
手先となって行動するよ

時は24
の区画に整理されている
その24
の区画からはずれたものは
数万単位での不可視明度範疇外眼鏡淵外
ずれた時間のもつれあい不具合
目をつぶるべき
顧みるべきではないことは判っているけれども
十全に成し得なかった
いわゆるたらぬところ
なしえなかったもの
はかなしうかな
叶う、し、哉
哀しう、哉

つかれた
つかれたとおもう
つかれてなんかないやい、ともおもう
つかれてませんし
じっさいつかれてなんかないですし、
いないのだからだからしてつかれてない

時というものはところてんである
底の丸い深くて黒塗りのお鉢
うえからしたへ重力のながれにて落つ
ひゃぱりひゃぱりとところてん
あまくてとろみの中の黒い汁にて
落つ
喰らう

<了>

青山蟲士13.01.31

2013年2月1日金曜日

創作詩「ソウゴフリカイムキオク」…友人夫婦に捧ぐ



「ソウゴフリカイムキオク」
拙いいびきを悦んでいる
官能の記憶を蔑んでいる
活きのいい短冊を恥らんでいる
みせたいときめきを跋扈している
懈怠な混んだきざしを賄っている
ほのかな呼吸を覚悟している
気持ちの愉快を殴打している
エヴェレストの眉ひそめをキチンとしている
余裕をもって儚んでいる
セーヴポイントを跳梁し飛沫している
戦隊の指揮を投げ売っている。

ツタエタイコトナノニ

コトバヲサガサズ

イツモハヤクメシクッテイル

相互理解の知覚を減摩している

おでんのあつあつをくちにつめこむ

未来の希望を憂いている

明日金がないのに原発反対している

崇高だ
崇高なのだ
ニンゲンノイシ
崇高だ
崇高なのだ
ニンゲンノタイマン
崇高なの?
崇高なのかな?
ニンゲンサンカ
崇高だわ
崇高なのだよ
ニンゲンボウキャク
崇高だ
崇高だもん
ニンゲンキテレツゴウリシュギムリカイ

泣いてる
奥様
タスキを
待ってる

真新しい靴などみせてなんか欲しくなかった
ただ、
裸足をのみ
胸に駆けてきて欲しかったの

だわ

<了>
<作品の記憶のためのnote>
とても悲しいことがったのでかけた詩デス
あまりにも残念だ
ボクは忘却できない脳を持っているので
とても痛い記憶になりました
マ、走り続けますケレドモね。

蟲士writ`s 13.01.31