言語の螺旋

言語の螺旋
陰陽五行でいうところの水の流れがいいところ

2011年1月30日日曜日

短歌「beyond to the now」

浴槽の扉をひらく
わきあがる湯気
手のひらに不幸という言葉が浮かんだ

乾燥した凍える風が
こうまでして命を削ろうとしている

わかりきった掛け算
君、恋、叶う
それが幸せかどうかは=には書かれていない

こんなにも空は高いのに
青く澄んでいるのに
日暮れを待つ自分がいる

浴槽の扉を閉じる
窓を開けて湿気をうっちゃる
不幸という字はまだ消えない

2011年1月22日土曜日

短歌「テクノカット」

アジアに生まれた
 今日がはじめての朝食
 いただきます
 メザシ

喉を鳴らしたネコが
 振り返ると
 蒼天が落ちてくる
 雷鳴とともに

近所のコンビニエンスストアから
 一通のメッセージが
 いつでも開いていますよと
 エベレストの中腹の話

前髪が気になる
 いつものたれ下がりじゃないのは
 君がクスリと笑ったから気づいた

サバンナでインパラを追う夢をみた
 さようならされた
 ゲノムの記憶は
 色あせていなかった
 

2011年1月16日日曜日

短歌「コーヒーとタバコ」

雪道の照りかえし
ゴブリとなった
ネコの喉もと

生まれたばかりの
肌の白さが
窓から見える屋根屋根に積もったそれだ

どうしようもない
指先がふるえ
火を吸いつけて肺の奥に

湯気をたてたカップに
象徴という名の
黒い苦い飲み物

2011年1月10日月曜日

「再生の地」

雪が降ってきていたがかまわずおもてで自転車整備をしていた

多くの場合ボクわ気候の変化にわ無頓着なようにできているので寒さわ寒かったがとても大変大変だとわ思わなかった

生き字引といわれるヒトがいる

セメントで固められたような矍鑠たる背骨が伸びきった爺であることが多くの場合当てはめられる

日課の新聞を隅から隅まで読むという行為わ止められたことなどない

1面記事から社会面のほほんとした世相を皮肉った川柳のコーナーやら東北地方わ明日も雪です

といった部分来週発刊の趣味の園芸の特集わ食べよう春野菜!だとか

昨日生まれた双子ちゃんです!名前わ`奈々`と`良々`です大きな声で夜中の3時にお母さんを起こすちょっと困ったチャンです

卓球サークルを作りましたメンバーわ6人です高校時代の友達から彼女のお友達とっても楽しく毎週木曜日に体育館で

ロバがあまりわらを食べ

焼け石に水とか申しますがうちのパピヨンのケンタロウが

ロボット工学の権威

逆立ちをする病気の根源がはっさくを食べることによりナオ

たべちらかし

渋滞の首都高速からこんにちわ

新月になると野生の馬が死ぬ可能性

地雷の除去を助ける運

たしかに

標準語をはなす道産子がロッテ

AKB

ベンチャー

あアドベンチャー

きこえる?

ううん

きこえているけどね・・・

逆立ちをしながらその矍鑠とした御老人わテルアビブの武装組織のアジトからボンッて眉毛が焼け焦げてすっかりなくなりました

地雷原わことのほか地元民にとってお楽しみ袋大行列です

コロッケを揚げる温度わ般若心経でのぎゃーてぎゃーてーはらぎゃーてぇ

病院に近い魚眼レンズから小人の部屋のゲストワエロイムエッサイムです

コビトカバビキニ

産後昭和受難懺悔阪堺電車気分症伴天連濃口醤油螺旋巻諸島立身遍

いきてる?

ううん

いきてるけれども

虚空が

ソラカ

ソラカラ

地平ノ

コンニチワ



さようなら

から

メビウスの輪から

こぼれ出た知性が

大地へと眠りにつくから

静かにね

永久に・・・

2011年1月9日日曜日

+++++笹井宏之

眠ったままゆきますね 冬、いくばくかの小麦を麻のふくろにつめて

おいしいものをいっぱい食べられた
コレからが来年というときを刻むのだろう
空よ

愛の詩集
君眠りが浅い
枕のせい
なれないボクの部屋のそれだから

春からいっぱい
遊んだ
詩を詠んだ
誓いもたてた
昇る日は東から

なんだ
いとも簡単じゃぁないか
季節の変わり目での
ホルモンバランスの推移についてさ

小麦を担いで街道を歩く

の強さが
次の一歩になることから

教習所のあの娘

受かったのかな

また会いたいな

短歌「かしわで」

かしわで
針葉樹のヤニの香
熾き日の焚き火
厳かなり矣

帆船からの進化が
16時
陸にあがらせる結果となった

餡子でくるんだ
ふぅわりとした餅
あるいはそれは
鎌倉の旅人なのかと

贅沢だ
自分を自分のままに表現できる
せちぶまでなのだけれども

ガンジスで浮かんだ死体と
スジャータ
かわずとびこむ
涅槃に
ばしゃ



祈りは祈りとともに涼やかなる空へはこばれ

かぜが

まいているんだよ

空気が

空が

空から

空へ

微分の

空へ

反比例の

暫近線

2011年1月8日土曜日

エジソンの母

じろじろと見るな

まったく判然としない伊達なんだってば

呼吸



する

いとなむ

姫路では交流電流が逐一流れその周波数での混ざった燃えるごみが色づく

忘れないんだ君を

忘れないんだったら!!

ひょぉうと吹く風が霜を溶かしきって

レンタルサーバーの不便さを蔑ろにするのであります

母は

今日きゅうりを買ってきたので

サラダを作りました

生き地獄

輪廻

ドミノ倒しに展開するか今日は

恋人がいます

と告げられた

正確にはおともだち

そんな君が気になって仕方がなぃんじゃぁないか

ドミノdansing

瞑想だけが平穏じゃぁないと君はぃう

忘れられない虚脱

振りきれられない思いの多さが多動性気分症となってメクラにキーボードを叩く頃合は冷え込んだ

あんたが考えたんでしょう

あんたが

綿密に理性を能動したんでしょう?

ハムナプトーラ

イタチが許せない速度でアスファルトの道路を横切ります

ぺれっぺぺれっぺぷぅ

ぺれっぺぺれっぺぷうぅ

ぺれっぺぺれっぺぷぅ

ぺれっぺぺれっぺぷうぅ

残酷な記憶の障壁と

いたいけな光学的観点から推論されうる発露を導き出すために毎朝の食事を作っていたのでしょう

いただきます

ごちそうさま

・・・

春だ春だょ







標準語で喋らなきゃぁぃけない意味がわからなぃ

2011年1月6日木曜日

より低く

うみゃー

2011年、新たな年を迎え、私たちも日々歳を取るわけですが・・・



いやぁ~~~歳とったなぁ~~~(照)



と、 いうのも、先日、初めて自分で買った食べ物がありまして。



今までは、自分で買ってまで食べたことなんてなかったし、



そ れが目の前にあったとしてもとりわけ興味がなかったのです。




それが、先日スーパーで見掛けたときに無性に食べた くなり買っちゃいました



そ れがまた・・・ウマーーーっっっ(爆)


干し柿うみゃーーーっっっドロリンッ


や はり歳を取ると味覚が変わるものですなぁ。。。

書「ある女性のために」






楷書寄りのよしなしごと

銀河あるいはマントルの

言語という箪笥のひきだしの

中で

ツルがはばたく

こういうのがいいの?

微分積分は嫌い?

セメントをこねる音が谷間に響いて

やっほ~

こゆいコーヒーを淹れてくれ

この脊髄の通った感動のはばたきの波間に夢みていてくれ

だぶるゆー

こっちからあっちへの発信された往復はがきの角が奇天烈な時空に冷たい視線をおくり人間不信に陥る

標準語が嫌い?

アンデスならメロンでしょう?

こゆいコーヒーを淹れてくれ

エーテルに囲まれた過重力空間の列車の中で空いた座席をゆずってくれ

はちぶおんぷ

恋の中に彩られたペティナイフを握り締めながら太陽系へと支離滅裂な願掛けを迫られる神の身になってみる

色眼鏡をはずす

ふたこぶならラクダでしょう

本日は

冷え込みも至極

ぱっち

あるいは

長い男性用下着

を身につけ

帰郷という4連式ナパーム弾が飛び交う菜の花畑の最前線へと

決死のトルコ兵とともに

培ったものはヘーゼルナッツ入りのカップチーノ

飲み干したら舌をやけどした

ほらね

やっぱりね

ツルがはばたいた

偏西風にのって鹿児島あたりの大きな湖の淵で小魚をたらふく食うんだ

それが夢なんだ

地中から噴き出したのは言語

くるくるまわるカザグルマかな

君は

平静を保とうよ

熱せられすぎているんだよ

きっと

しぶおんぷ

妙齢な女性は涙を流すことなく

砂糖を六杯

コーヒーに入れてかきまぜたのだった

レースのカーテンがひらめいた

たてがみといえば馬でしょう?

流れ星の正体は大気圏で燃え尽きる前の和英辞典だった

セメントをこねられたので海溝に流し込んだようなものだった

あまりにも要領が悪い残忍な拷問方法なのだから

明日の朝は

明るい

陽光



ひとつなく

光る

物体は

全体主義

的観点から発せられる

大銀河星雲の中の君独りきりだったことだよ

2011年1月5日水曜日

永久という名の

電気

にまみれて

陽光の暖かな眩しさを

忘れてしまっていた

傾く陽射しは

安らかな気持ちを思い出させてくれた

取り巻く自然を大事に思えた

永遠という名の夕日に





うっとりと眠りにつく

猫たちのもとに帰ろう

・・・

冬はざんぶと

冬はざんぶと

ダウンジャケットをはおり

はるか昔のケンタウロス

オリオン座の星は9個

東の空にはみぞれが容赦なく

風が

冷たいんだよう

冷たいんだよう

帰ったら味噌ラーメンを食べようね

バターをたっぷりのっけて

春よいずこと

スツールを脱いで

北極星を探す

思ったより明るくなくって

ああ街に住んでいるんだなと思い出す

北の空は寡黙に静謐で

風が

止んだ

止んだんだ

おうちのファンヒーターが

給油をお知らせしております

冬がざんぶと

メキシコでは新春のお祭りがあり

陽気なラテンの女の子たちは

とびっきりsexyな水着で

野放図で

歌を唄いながら

きついテキーラをライムを絞って

塩をなめながら

カウンターにちょこんと座っているんだとさ

短歌「自動式暗示」

渚が岬へとつづき
笑い声のようなカモメ
のメッセージが
君に会えたよに聞こえた

さっそくレンジで焼いた餅
ですから
貴女から先に食べてね
とのたまいながら

着てきてみたの

ボクが選んで買ってあげた
ストールとともに

汚いから
なんて恥ずかしそうに隠す
幼い頃からのタオルケット
いとおし

世界観を変えたんだ
君とのであいが
なんてあらたまっていってみたりして

2011年1月4日火曜日

新春 笹井宏之

蜂蜜のうごきの鈍ささへ冬のよろこびとして眺めてをりぬ

ハニートースト
だからって
甘いコーヒーは絶対に飲まない
絶対に

ポップコーンが
はじけるような
セブンイレブンの店内の明かりがほの温かい

冬だ

厳密に告げられるのは
生き死にだけが語られるものごと

航海にでよう
波波波
凍える指で舵を切る午後

携帯を壊してしまった
あまりにも君が愛しいから
せめてもの君の小指がつながりますように

新春 笹井宏之

蜂蜜のうごきの鈍ささへ冬のよろこびとして眺めてをりぬ

ハニートースト
だからって
甘いコーヒーは絶対に飲まない
絶対に

ポップコーンが
はじけるような
セブンイレブンの店内の明かりがほの温かい

冬だ

厳密に告げられるのは
生き死にだけが語られるものごと

航海にでよう
波波波
凍える指で舵を切る午後

携帯を壊してしまった
あまりにも君が愛しいから
せめてもの君の小指がつながりますように

2011年1月3日月曜日

短歌「I own the deep.」

死を望む彼岸の日に
生きかえる
ご飯の粒がキレイに立っていたので

井の頭公園のお池の周りを
ぐるぐる弾んだ息をさせて
ジミヘンドリックスを唄おうリズムに乗って

言葉というものは
人を死へと導く
恥ずかしいからといって隠れていては
闇に食われてしまう

デニーズでサンドウィッチを頼んだら
思っていたより量が多かった
公園の野良猫にあげようと思った

凧揚げ
風が自由
に吹いていた
ものだから
虚空への階段をみつけた気がした

2011年1月1日土曜日

短歌「海原の向こうでは朝日 」

勇気を持って
孤独に立ち向かおう
中身のないカティーサークの空き箱と共に

いつまでも続く命
初めてのお使い
見失ったのは童心

幼心がはるか向こうの波間にとけて消えた
波の音がいつもより優しくなった

大昔では海賊
瞳の奥には争いの炎
見捨てないで
この小さな弱くつないだ掌のぬくもりを

年賀かと今気付く
思いのほか普通の陽光がまた昇り
傾いていく