言語の螺旋

言語の螺旋
陰陽五行でいうところの水の流れがいいところ

2012年1月12日木曜日

仮面をつけたヒト々の調

ソナチネ

ヒト々が行き交うところ

路地裏の中華飯店の匂い

無名の監督の作品の名前が独立した

酔いどれたサラリーマンが蛍光灯に照らされてがなっている

背広を脱いだロックンロール

ギリシャ悲劇のコロスがつづく

小腹が空いたのでポケットから竹輪をだして食べた

深夜営業の古本屋でざわつくヒト々

BGMはねちっこいラジオが壊れた歌

マントヒヒ

甘味の多い種がめんどくさい果実がなる木を知っている

肉食獣が近寄るサインは決まっている

遠くの木から自分の雌とその子がこっちをみている

頭の後ろが痒いのに

こんなにもどかしいのに

話をきいてくれるのは

年取った梟しかいない

深海の圧力

を感じなくなってから

どれだけ

琥珀

有酸素運動

脈動

慟哭

声静か

上からなにやらうまそうな腐敗したモノが落ちてきたのでしっかりと見据えて口にす

明日という日の滋養だ

物質で囲われた喧騒の只中で

路面電車に

乗る

竹輪を口にす

明日という日の滋養だ

街中に住もうが音の死んだ海の底に住もうが

信号は青

希望に満ちた光だ

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