「ずっといっしょさ」
シャーベット、匙
いれたら
結晶
夢の中でもいっしょ
香りのはっぱが、ピクリ
常夏の国、風
香りがするから
手元の匙から
掬うから
醒めた夢から
午後のカフェ、混んで
耳ふたぐ
喉仏に鼓膜響き呼応
相槌
囁き耳朶呼気
動悸高まるのは心がここにいなくて浮ついているせいに
きづく
シャーベット、匙、芳香
拙い返事に気恥ずかしさ
ひととき
出ていくヒトはいるヒト
街路
人並みの背中
花の余韻「会計はいっしょで」甘い
恙無い一日をいっしょに
ささいな陽射しが心くるしい
分厚い手のひらにつつまれた
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