2010年8月29日日曜日
熱風と友達
広場に出ると小さな玉虫が地べたを這っていた
そのままでは暑さにまいってしまうと思われたから
手のひらにのぼらせて公園の陰にいき枯れかけの紫陽花の葉の上に落としてやった
大事なものは樹液やしとど降る夕立なのかもしれないけれども
今できる最善のことをやった
雲の流れが思った以上にはやくって
陽炎立ち昇るほどでわなかったし大丈夫だと思って
建物のかげでタバコを吸っているとめまいがして耳鳴りもおきた
思ったよりも体には限界がきていたようだった
でも
タバコはきちんと根元まで吸った
残り2本しかないのが心もとないが
月が天宙に浮かぶ頃には
もっと
暑熱は和らぐだろうから
家に帰ったら筆を洗って
お風呂に入って
大好きな本を読みながら眠りにつこう
睡眠
その甘美な
濃密な空虚の時間の経過は
ヒトにとっては
僥倖なのだから・・・
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