赤子が泣いている
力の限り泣いている
中天の大いなる星空に向けて泣いている
ひっそりと息を潜め
獲物を狙う獣の視線でみつめるのは
母親という生き物である
そこには
構築があり
世界を創造しつつも
壊滅しながら
瓦解をはらみ
そしてまたかたちづくり
また無きものにする
ある感情は
慈しみの
視線だったよ
赤子の世界が子宮へと還らんほどの
・・・
2010年11月3日水曜日
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