月が
ない世界だった
暮れ方にはもみじがみえた
レントゲン
体内に貫通する電磁波
この声は届いていますか
ぶきっちょなわたしは
タオルに巻かれたカメラのように
その音をひそめる
窓辺に花
通り過ぎるもの涙
だって甘い蜜の香りだもの
石油タンカーがイカリをおろす
瀬戸内の凪は
月夜でなくても物静かだったよ
失った視線
そのまばたき
マスカラののった睫毛
手放しの放埓な笑顔
登録:
コメントの投稿 (Atom)
最近素直になれました 過去作ヒネクレ者時代の作品 かわいいーっ ので観てやってください 詩(蟲詩)とエッセイ(雑感)、元書道子、癒し、チャネリング、 2013年度詩作は趣味になりました 天然酵母パン 「蟲パン」aoyamachusigmail.com
0 件のコメント:
コメントを投稿