言語の螺旋

言語の螺旋
陰陽五行でいうところの水の流れがいいところ

2011年12月20日火曜日

だれもいぬひにてらされたにしびにあらーと

君は森の中の最樹齢の木に住む妖精だ。今まで液を吸ったり蜜を集めたり、雨の日はその虚で雨粒のアンシンメトリーに見入ったり冬が近づくと間違えてはいっ てくるシマリスと寒さについて語り合ったりした。森の妖精は何でも知っているから好んでやってくる小熊やハチドリもいた。その知識は眠っている間についた ものだった。最長樹齢の樫の木のお爺さんが子守唄でうたってきかせてくれていたのだった。
あるときお爺さんがいった。「この冬は私が過ごす君との最後の冬になりそうだ」
しんしんと降る雪、まだ積もるほどじゃぁない。
お爺さんは今度は子守唄でなく君の目を見て言葉を続けた「私が倒れてしまったら次の虚を探さなくっちゃぁいけない、ある程度の高さの虚だ、それ から、飲める水、時たま陽に当たること、キツツキの多い森はよしておいたほうがよい、沼の向こうの椎の木のばぁさんにも頼んでみたんだが今は双子のモモン ガがいるからとうぶん面倒を見たいといっていた、近場になければ、そうだな・・・」なにやら言いにくそうなお爺さん。
丘を越えた向こうをみせながらいった。「・・・あの森は日当たりもいいし頭のいいフクロウもいるただ・・・」
カケイが一啼き裂いた。
「あの丘にはサルがいる」
妖精は降り続く雪を眼にしている。そうやってながながとみているといろんなゆっくりさがあるのがわかる。
しばらく積もることがないことも風のにおいで知っている。
おじいさんに黙ってオリオノ(強いヒグマの名前だ)に訊きに行かなくっちゃいけない。
サルのいる丘。想像もつかない。フクロウって季節の変わり目に必ずおじいさんに会いに来る羽の大きな鳥のことだろうな。世話になったナマズさんにも会いにいかなくちゃ。いろいろ忙しくなるなぁ、リスさんのドングリ集めは手伝えそうにないなぁ。
雪はまだ音もなく枝葉にはじかれながらその行く先を風にまかせていた・・・。
読み書きソロバンとまではいかなくとも仕事を仕事と認識するまでの論理的思考を新人に教えることから始まる最初は犬の芸でいい、できる、褒める、 できる、ほめる、要求をだんだん高く設定する。ヒトはサルじゃぁない。能力の70%を使ってできたら50%まで落として飼い主を見る。
そこからは資質次第だ。貴女がある意味優しい上司ならその場を任せる。なぜか?サルを折に閉じ込めたからだ。

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