言語の螺旋

言語の螺旋
陰陽五行でいうところの水の流れがいいところ

2012年4月24日火曜日

そろそろ汐ドメ

君隊後列


そ知らぬ振りして


ホテルにチェックイン


生き様はアルバトロス


貴重な時間を有難う

有難う

笹井宏之オマージュ「かなしくなんかないとか」


笹井宏之オマージュ/どうしてもかなしくなつてしまひます あなたをつつむあめのかをりに

うぐいす
 やまのあいだ
 農夫ひとり
 たたずむ三軒
 まばらに
 一啼き

風止まる
 農道小石散り
 振り向き
 こえ、峠に
 あれはいったいなんの地蔵かと

地元民の
 食品店閑散
 明るいアナウンスが
 春キャベツでいろどる
 と華やかな食卓が

遅咲きの桜は
 旧家にでんと
 軒超えて
 枝伸ばし
 今世も豪奢

温帯風雨
 断層の亀裂
 君重力のあるところ
 所謂地球を続けているよと

父一句

さしだされた
 苺
 食べ残してあったんだ
 父一つ
 僕ふたつ

蟲 writ`s12.04.24

2012年4月20日金曜日

「はじめてのことば」


ブッブーを拒め、マンマのついでに母を呼ぶな、さらにその延長線上で父を呼ぶな、さらにその父にオンジを、おババを名付けるな。
 風はビュービューか、雨はザーザーなのか、カタツムリならのろのろか
 バターソテーしてパセリで香をつけても蛇目の母さんは嬉しがるのか
ヨハネ
 絶世の美女に石にされて生首を盆の上にのせてくれてありがとう
 首の伸び方と甲羅の開き方で七つに分類される陸亀ありがとう
 世界保障機関から大量に届いた小麦を高値で地方に売りさばいてくれてありがとう
 冬をしのぐために南を
日差し
 八の字型に隊列を組んで免疫のない強固なヴィルスを蔓延させてくれてありがとう
 ボクのこの3kbiteに満たない小文を(多分和文デ)1分25秒で目を通してくれてありがとう
専制君主政だったらまっさきに生贄だったことだよ

蟲 writs 112.04.19

「ホノルルの死がこびりついた部屋」


優しいヒト


落ち着いているヒト


言葉腰の柔らかいヒト


お香の香りが残る人


あんなに優しくしているのに


ヒトはどんどん離れていく


村上ハルキの「ダンス・~」の白い部屋のようなヒトになってしまった

「祠、神通る道」


「祠、神の通る道」

渦重なる森の中は静謐

鳥居で隔てられた現世と異なる護られた所に

手水

口をゆすぐ

親戚が奉献した石が四角い

3代前の名を刻まれたもの

幼い頃に遊んでもらった干からびた手のひらが顔を撫でていた

苔も干からびて

字も薄い

完らずむくれる

鋭い夏日を除けた樹蔭の木立のうろ

いつまでたっても日ぐらしが

でてこなくってベテランの神主さんの箒の掃き方

除けている、うろを、日ぐらしが深い眠りについているのを刺激してはならないもの

拝殿のもとをおとずれる密かな楽しみです

公共交通機関が発達したことによって敷地が狭まったのですが

温かみや冷え込みなどのたび変化をみせてもらうのが楽しみです

先の台風の折など町の氏子さんたちがおのおの集まってもげそうな枝

老いたいちょうに当て木、添え木、あらかじめの枝払いなどしてくれました

一歳瀬前の鬼瓦が痛痛しくもげ落ちて割れてしまった雪の日のことを思いだします

ガランどうの

宮の奥

で式布と鏡に写してみて

ああいま、悲しいんだな

心が、もげそうなんだな

と思いました

一日が途方もなく長く感じたり枝枝の繁茂が無邪気に空をつかんでいるのをよろこんだりします

大事だと思えるのは雅な金で飾られたものでない、慈しみですね

おしゃまな顔をした着物姿の五歳のミウちゃん

かならず拝殿に向かって歯が生えかわるよ、変わっているよと告げてくれるのも楽しみのひとつ

私がここを訪れるようになってやっと千と五〇年になりました

井戸が枯れ

溜の水が痛んだ時

村ビトが畑の淵から水を汲んできてくれて感慨でした

ある晩

百度石を回っている女

なにやらぶつぶつ祈念しているもので

好奇心から聴いてしまいました玉蜀黍に虫が湧いて売りに出られないとのこと

ははあんこの女、村の奥あたりの日当たりが悪い棚田の方だ

不便するだろうな、夫が窪地を開墾してくれないままなのだな

するとそこへ体躯のしっかりした若ものがあらわれ

挨拶

挨拶

「とぅきびにゃぁぅょぅ、オレッちのおじいの納屋に、酢の甕があるぅよなぁ、なぁ奥さん、旦那にいいつけて取りにこさせるぅとよぉぅ、待ってるぅよぉぅ、分けてあげるから」

僥倖・・・

夕飯には八百益に寄ってタコを買う

海藻と和えて甘酸っぱく

拝殿の正面に向い、段を緊張しながらのぼるいつものように二礼二拍手、一礼

願い事は考えない

神への御挨拶、無言、タコの酢の物がよぎる

きこえているだろうか

きいてくれているだろうか

この肉体が、今日もまた、老廃し新陳代謝を繰り返すゲノムの交換を

蟲 writs 12.04.19



2012年4月18日水曜日

「暖かな春の到来、便りがないのが元気」

「温かな春の到来、便りがないの が元気な証拠」
食べるなといわれると食べたくなる
減量を意識しているそばから甘いものを食べている
鋭い矛と硬い盾ははたしてどちらが便利がよいのか
冥土カフェに行ってみた
変な言葉遣いの女給が
変な名前のホットコーヒーを
変な動作をまじえて運んでくる
というところだった
友だちと雑談をして帰った
「お帰りお待ちしています、御主人様」
といわれたのが痛快
転がる石には苔は生えないものの削れて丸くなるという利点がある
足の長い鳥が小川で魚をさぐっている
鳥は鳥でまぁ小腹が空いたのですぐさま捕まえられなくてもよいといった感じ
小魚たちに至ってはぉいぉいなんだなんだ長い影が落ちてきてたまに仲間が減っていくぞ
とヒトごとでは済ませられない動揺
通勤前にストッキングの伝線が気になる
せっかく早起きしたのに占いが11位
辞書をめくったら
冠頭詞含めて名詞
象徴的な意味での用い方が慣例、と
たまには連絡よこせ
と、大人は言う

GPSついてるからいいじゃん、いいじゃん

2012年4月16日月曜日

「地下の薄明かり」


「照らしたまえ奏でたまえ」
部屋に13の照明が与えられたカタコンペ
図面
バトンが渡されている
チェンバロ
パイプオルガン
銅鑼
美しい調べ
厳粛さをつきつめた空間
墳墓
聖母の正しい乳房の位置

write by musi

「コウノトリの里」(β)


大空に柔らかな翼をひろげて
風そのものとなって羽ばたいて
一連山に響きあう
遠い狭間で甲高く
君翼
甘い実のなる枝に其処
あちらも――
雪崩注意報
今年は2羽巣を発ちました
美味しい虫が沢山なところをひっそりと伝わりきいて

write by 虫

「のどかな動物園、藤棚でビール」


熊は可愛い
ぬいぐるみは柔らかだ
シェリーというんだ

やぁシェリーおはょう外は暖かなんだょ君はその愛らしいふわふわの毛皮を脱がないのかぃ?
お茶とパイを食べてから?
ぁあそう、後にしないと汚れちゃうからね、クリームとか、バターで
動物園の午後
平日で暇つぶしの老人しか通らない
彼女は無言で前を歩いて行って枯れた藤棚の下のベンチに座る
荷物も投げやってとても面倒くさそうなことがみてとれる
小便をするつもりでシマウマの角を曲がったら
やる気の無さそうな爺さんがパラソルの下で座ってた
何を買う?
ビールをカップで2つ買った
彼女はビールを受け取ってインコかその向こうのタンチョウ鶴をみているようだった
意外にうまい泡をすすって
赤錆た檻の中でたちあがったツキノワグマを思い起こしていた
想像外に茶色くて毛足が長かった
爪も
牙も
とても綺麗に艶めいて残忍に鋭利だった
シェリー
君とは少しは仲良くなれそうな予感がしたんだけれどな
テーブルの上を砂糖でこびりつかせたとしても
ミルクをこぼしたままの跡をそのままほったらかしていたとしても
喉仏が下がる
空いた胃袋に落ちる流れ

熊は可愛い
ぬいぐるみは柔らかだ
シェリーといったんだ

とても暖かな日差しが容赦なく降りそそいでうっすらと汗ばみはじめた

writhen by 蟲

2012年4月15日日曜日

雑感「物持ちが悪い」


物持ちが悪い。同じペンばかりをなくしている気がする。最初に失せたのはナップザックのポケットにそれはあまりにぞんざいだから失くしたとしてもしょうがない。腰で履く鞄に隙間を見つけて本来なら入れたくないのは手帳なのだが思い立った時に手元にないということで思考の停滞があるからなので大層に財布やら簡易カバンやらモンキーレンチの入るところにジッパーを閉めて手提げで持つというのも難儀だ。そしてその方法をとるとメモはいたたまれなく圧迫されており歪にひしゃげ原型は薄い直方体かろうじて。黄色いペンは有限の空間を張飛し、スイスアーミーナイフと隣するものであり、取りあげることがむしろ羞恥、幼い頃は同じ組の帰り道が一緒なだけの女の子と安易に結婚願望。そこに記すべく言葉はごつい腰鞄という中を覗くことにより、変質し、硬化し、ふさわしくない機微、常套句に飲みこまれてしまった後なのだ。
台北の首狩り族
仮定法未来
祝福
ジャンパーの内ポケットに入れてこれなら失くすまいと日中動いていて、不意にメモを取りだすと、失くなっていた。仕舞っていたのにもかかわらず、存在が失せた。もっと奥か?その内の右か左かとさぐってみたけれども無い。ためしに反対の内ポケットに手を入れてみたがいれた憶えがないのだから入っているはずがない。しかし、臨床視床下部海馬のなかでの記憶の挿げ替えが疑われるのでまさぐって、みたら、その内ポケットは内ポケットなのではなくポケットの裏地を型が崩れないように縫いつけられた空間だった。
ノルマンディーであんよは上手
不和
礼拝
右左とも、奥に子指一本分くらいの穴があいていたのである。そこまで縫わしているのだから全部万遍無く縫ってしまっても差し障りないのに子指一本分くらいの穴を開けるという工程が、その幾百台ものミシンが唸る構内で、女工たちが(地方ノ農家ノ次女、三女タチ)が熱心に、ポケットを縫いつけるという作業に広く内規、指図されているのであろう。彼女たちの主である工程に機動させられるミシンが断続的に音をなす。女工たちは息をつめ作業に没頭する機械となっている。茫漠と並んだ机のあいだに後ろ手を組んで歩いていた師長が、立ちどまり一人の女工の(目が切れ長なのに鼻が太くて目立つ)手順を止めさせる。
「お前」
「如何?」
「ポケット見ろを、縫い方、手順」
「此れ為?」
「表は好でも」
「でも?」
「ポケット縫い方裏側の縫うところ異なる」
「十分だと思われますが?」
「よく見ろ、(前の娘の一着をとる)見て何を思うか?」
「同じ裏側です」
師事が軽く溜息をつく
レスボス
ヒヤリハット
教授
「一度しか言わないからよく聞け、お前」
「ハイ」
「こちらのポケットの裏側はすこぶるよく縫えてある、褒めるに値する。お前のポケットの裏はよく縫えているようにみえる、だが肝心な所を蔑ろにしている」
「ハイ」
「つまりは縫い過ぎなのだ、お前のポケットは」
「ぬいすぎと?」
「そうだ、ポケットの裏側はポケットの裏側なのであって、それポケットに然らず」
「ハイ、裏側は裏側でしかないと」
「そうだ、お前のポケットの裏側は縫い過ぎているがゆえに、ポケットの裏側でなくなっている」
「そうですか?」
「ここから皆の手元の様子をみわたしてみろ、気づくから」
「ハイ」
可視光線
編纂
不実
「わかったか?」
「みんな熱心に励んでいます」
「それだけか?」
「真面目なのは好いことだと思われます」
「彼女を例えてみろ、今、まさにポケットの裏側を縫っている」
「ハイ、もう終わります」
「そこ也。そこがお前と彼女、彼女たちとの違いである」
「何ぞや?」
「彼女たちはポケットの裏を縫うとき全て縫わない。お前も縫っていないものも、縫ってしまっているものもある」
「ハイ、半半ぐらい」
「彼女たちはポケットの裏をポケットの裏たらしめるために、其処縫い切らず。ひとえにひとつの縫いきらない作業をしている」
「成程。そういわれてわかりました」
「わかったか?」
「つまりポケットの裏はポケットの裏として完成させなければいけない、私はポケットの裏なのに、ポケットの裏をポケットの裏として縫わず、そして過度に縫いすぎてポケットの裏でなくせしものでした」
「そうだ、つまりは、ポケットの裏はポケットの裏足らしめるために縫うことを途中で止めることにより、ポケットの裏として完全な作業となるところである」
「明白」
7peaks
挫折
風の便り
「ポケットの裏をポケットの裏たらしめる具体的な止め際、お前、其れ判るか」
「1センチ位?」
「否、其れだと大きい、中指が入る、お前はポケットの裏に中指が入るくらいの穴が、空いているのを知ったとき如何思う?」
「大きなあ穴があいていると思います」
「其れ不具合也、其れはこちらの望むるところで無し、つまり中指以内に作業を止める事必至、即ち留まる所、至極小指の細さに限る。其れ超えるも縮むるも良しとしない、此れ規範也、明白?」
「明白、ポケットの裏の縫い止め時、小指の太さと」
「非ず、太さ、此れ、細さである、明白?」
「明白!」
「好」
師長は指導を終えると、いくつも並んだミシン台の列を用心深い眼差しをして巡回していくのだった。
ムジナ
邂逅
グルーヴ

wright by 蟲士

2012年4月13日金曜日

tancka「天下睥睨」


tancka「天守睥睨」

幾層もの積み重なった海藻からできた
泥炭
で燻す
It`s smel.
伝統の踏襲

せわし
といえば
せわし
とかえし
くちおし
といえば
そうでもないとうそぶく
近代文学ラフカディオ・ハーンの位置づけ

粉コーヒー
一杯
くゆる紫煙キーボーード
書き始めは無言
打突音呵呵
たしなむ程度にユダヤジョーク歓

レジの上にはロリィポップ
 今日は青昨日は緑緑は一日おきに
 女の子
 \40のお釣りは・・・

改築中
 で桜吹雪みえず
 殿は睥下に
如何に折を知るかを

\200の動物園
前思った時より
歩くなぁ
荷物
外出向きじゃぁないなぁ
様様な雉子
時時、烏
呵嗚!

WRGHT BY虫jiwari

tancka「夜桜ふたりひそりと」


 
蜂眠る
 雑木の深みの
 断崖
 に
 これ便りよと
 露忘れじと

指先一端微細
 乳房ぬ膨らみ花
 を摘んだ
 切り口がキレイ
 机上はなやか

長生きするもの
 お揚げによって包まれた
 米
 一口こぼれてる
 口元隠す
 ハンカチなん
 てしおらしいじゃぁなぃか

天空
 に打ち上げる
 熱量は有限
 技術の進歩への
熱意は無限
  そもそも大気が関興に無縁

tancka「師匠粛々頓首」


粉コーヒー
一杯
くゆる紫煙キーボーード
先生、
前略からはじめていいですか筆


2012年4月12日木曜日

「本読みの詩」


はじめの石川淳は「江戸文学掌記」見たものの途中でタップするか
きいてくるレファリィ「ワキガにおぅ!!」
安全圏で審判しているようで何も見えないのがえらい
お互いに審判に近づかないようにstepを止めたら負けだ
羊蹄山では羊は別に飼われていないですから
boys beといぇば少年サンデーに連載されてた女の顔がいつも一緒
の漫画
アヤナミ?と訊けば
製造工場、ひとつに決まっている
それもまた伝説か?
破だろうが
Qだろうが
はじめ人間だろうが
ロシア聖教であろうが
トカレフもナバコフもスペッツネフナイフも
向ける相手はひとり
時代の流れはひとしを
スーパー仁くんじゃぁなくって
オームを攻撃しちゃァダメという女の子は
地下の工房で中性子素粒子地球重力下における保持に成功
回顧主義は
「失われたときをもとめて」を読みましょう
タップするか?
クセぇ!
タップかっ?
「新釈雨月」にしときゃぁよかった
いしかわじゅんで取り寄せたら
密林からASCII本のエッセイが届いたょ
とてもためになったょ
おもしろかったからおにいちゃんにもおとうさんにも
すすめたょ

2012年4月7日土曜日

「汎用構内利用批准:忠告対象;禁止項目」


「汎用構内利用批准:忠告対象;禁止項目」
①常識的慣習的に守られるべきことに関する項
あらゆるノミ行為
診断の虚偽
年齢の鯖読み
不条理も紳士
先輩風吹かせたどんぶり勘定
是を良しとしません
②構内での粛々とした精神性に関する項
理系クラスの中の下の女子の奪い合い
趣味が読書というJKはたいてい腐女子候補生その本棚の閲覧
ヒト型サイボーグが俎板なのに情欲
高校からやってるバイトで店長よりもカクテルに詳しい(なぜなら彼女が作ったから)
車掌の巡回で女性職員だったら小さくガッツポーズ
鉄道警察官の女官に色気を感じる
是らのことは馬の肥しにしかならないかと、存じます
③金銭または野心の発露に関する項
2年をかけて無情の、うなぎ養殖を生業とし脂が乗り切る前なのに安値で取引
その市場を請負
カチメ合い
やんのかコラッ?
やんのかぁあーんっ?!
など攻めぎ合いをする古きからの風習に従った、港湾地帯でのみ名を馳せるための行為
等も親が泣くことが推挙されますので禁止させていただきます
④構内での開示されたコンテンツの管理に関する項
国家レベルでのニュースソースの閉鎖
それに関わったモノの物理的解雇
名前だけの管理職昇格
2次創作の量がいっぱいいっぱいだぉっ!収集つかないぉっ!等の嘆き
ココだけの話なんですけどねと中古出版物取り扱い店主のマニアリストの公開
またはそのまとめ
余計な付録が毎回付いていて完本が高値になり最早著者より儲けてしまう等のコレクターショップ
稀覯本の作為的横流し
削除されたら取り敢えず露かエスパニョロをうろついてgood voteする行為
ろくに過去スレをみてもいない初見さんが公式に通報
悩んだら取り敢えずvipにという仏陀の弟子さながら
是等のことを仕方ないねと思いますが控えていただけるよう心の片隅でお祈りしておきます
⑤構内での情動における発作的または投げやりなことに関する項
通りすがりのイケメンに一目惚れ
電柱3本あけての追跡
よくよく考えると中学校のT先輩に似てるっ
もしかして本人かも?!
もう一度顔みたいっ!
TAXIを止めてとおりすぎてからUターンを指示
ここで降りるからと運ちゃんに\3000わたして釣りはいらないと降りてみたら近視なので見失った
ずっと追いかけていたあの背中は忘れないょという誓い
要するに恋愛感情の偏り
そのためにはスパイまがいの行為をついついやってしまっている自分可愛い
今日の占い運1位だったかもっ
ウキウキしながら夕飯買ってポストは前に変な手紙入れられてたからそれから開けていない
帰ったらいち早く化粧を落として素足でジャージに変身
前前彼のメールが6通うざい
コンビニのヘルシーきりたんぽ鍋をチンして食う
ビールは500で缶ごと飲む
さんまのTVはうるさくてみない
ジャニーズjrはお気に入り登録してある
「わがぐてピツピツだもんでぅらやまじぃヒトリぐらい飼いたい」と声に出していう
是等一連の行為を温かい目で見守りながら心の中ではDQNとさせていただきます
以上、各条項状況下における禁止及び改善の提案をさせていただく場合がございます
それらに則らない行為だと当方で感知された場合は現実的制止行動を取らせていただくことがあるということをご了承下さい

戦闘民族カカロット


おっすオラ悟空
地球で1番強いんだけど
コソコソバナシとかラップ音とか
異星人からのそもそも論な説教とか
勘弁なっ!

詩「評判を呼ぶ本末転倒なカフェ」


「評判を呼ぶ本末転倒なカフェ」
144文字の整理が必要ない
海図を広げた
どこ
この辺
ビックカメラは土地を貸す
普段使いの劇場を
イスと机並べ立ててpopソング
劇場がカフェ
なんて
安易
お勧めは生クリームたっぷりバナナスムージー
です
汗臭い?
ぁあ、売れない役者が毎日ここで稽古するから
困ったもんです
トンボ?
切れますよ
「ご主人様にあたしの秘密ぉしえちゃう☆」
野太い声で
トンボ入りマース
よろこんでー
口角を上げて上目使いがミソ
当然
閑古鳥
RT:児童劇団を捨て着られないモノたちなう

tancka「花冷え」


「花冷え」
部屋でしもやけになり
侘しきかな
火を吸いつける
カーテンで夜空遮ら
れ手袋をぬいで
ガラスに
書く文字震えた

自分を敵にする
 朝日
 拾七人の侍従が
 膝を着く
 その令は
 凍える息とおもゆらめ

公園で妻、母、笑い
限られた遊具が奪われる
一言いいたいけれども
子どもを馬鹿にしすぎている
鳩に
ホロッフー

人気の
ない商店
明かりをつけていないだけですから
いつでもご用
ききますから
きっと

川が溢れる
窓立て付け
地鳴り
みんな気をつけて帰りなさい
わたしは雨を降らせ続けないといけないから

風が止む
今まで何度もたてなおす
煙も消ゆ
座りの悪い観葉植物
ヒトからもぞんざいに扱われて
何癒す

2012年4月5日木曜日

おいおまえだれだ

オレわ心だ

何者でもない

ただそよ風のように

そこに居るだけだ
甘いモノがあるのならば

こゆいお茶なぞ欲しくなる

ごくありぶれた具現なんだ

2012年4月3日火曜日

雑感:「歯医者に行くということ」

大抵わめんどくさい手続きて待ち時間にうんざりなんて思っていてまぁいましかないしな仕事も毎日ないしなと行ってみた
当たりを付けてメクラに走っていたら思ったところより北にあった
縦屋が5fもあった
大阪で審美歯科でぼられた経験があったが駅前でもないのに流行っているので入ってみた
またされた
それわ予約無しの初診だから当然
黄庭堅の書や帳旭の賛歌などを読んで潰す
これこことばかり南海難波の施術の跡が気になると書いてみたり入れ歯などまったきしようと思わない白い歯にするならしてみろと書いてみた
うるさいガキがいるでもなし治療後の淑女に歯科助手がカルテェをみせながら説明している
構えて入った己や恥じた
ただただ丁寧で診察が多いから予約も取れないのである
満足しながら
自転車で
帰った

2012年4月1日日曜日

小説序文「仮)マー君に捧ぐ野球哀歌」

http://alittlebitsbugs.blogspot.com
「おーー」
 見事な弧を描いた打球だった。外野にまばらにレジャーシートで家族がお弁当を広げている。無風の中力を失って空中でフラフラ揺れているのをみんながみあげている。その打球を売った男は小兵で固太りをしたおっさんだ。チーム全体が盛り上がるでもなくサードランナーコーチが体をほぐすついでみたいに腕を気だるく回してるのがみえる。ビールで唇を湿らせながら座ってたべない息子を左足ででていこうとするのを阻止し、奥さん連中の日傘が淡いピンク淡い黄色淡い青でくるくるまわって「だってあたしにスパンコール~」「そんなことないってあなたなんkg」「黄身が濃いのよっぜっんぜっん違う」「ゃあっ!」と甲高い声があがると旋毛が一閃とおった。ばたつくレジャーシートを抑えるもの、ベビーカートが勝手に転がったのでとりにいくもの、顔を拭うタオルを広げるもの、児童用の軟球が魔球然と変化しプラスチックのバットが空を追う、重力の起点は地軸であり摩擦により物質は滑ることなくその場にとどまる、うちの嫁が隣に座っているのも婚姻という契約以前に大自然の力に依るところが大きい。この行儀の悪い丁寧に時間をかけて物事を所作する、ということを知らないガキも(雄也ダ尊大な自然に滋味を感じて欲しいと名付けた)、力学の観点からいえば、その抗いのまま地上から離れていってしまうことだろう。グビリ「ねぇ目の中おかしいっみてょ」と長いひさしのついた帽子をとって絹の手袋をした爪先で左の睫毛をつついている。翻った帽子が邪魔で影になっていてみえない。「ぁっあっ~」「ゴミかちょっと」帽子っといいかけて妻の手をもちあげると、そこにボールが落ちてきた。
「おーー」まばらに、しかし次第に拍手が喝采となりどよめきが起きていた。なんぞしかと野球をやっている連中もこちらを振り返り、背の高い細身のセンターなんぞは小走りに白い歯をみせてやってきた。サードランナーコーチなど腕をまわすのもやめている。ホームランを打ったデブはまだゆっくりと回遊していて小さくガッツポーズをした。「ナイスキャーッねぇさん!」「ラッキーだったねーっ」「センター交代!」「浜風だったねぇ!」騒ぎ立てている連中と目が痛くてよく状況を飲み込めてない妻が「ぇ?なに?なにっ?っつぅ~」俺は四本目の発泡酒をあけて捧げもち嫁の手を引いてたちあがらせた。右手の帽子には硬球がはいっている。ガキが俺も俺もと俺の腰にまとわりついてきて片手で顔面を抑える。「チャンと座って食べるかぁらァ」「母さんだけなんで?なんでぇ~っ?」レジャーシートが始終うるさい。ホームランを打った方のキャプテンらしき髭面でサングラスの男もやってきてセンターの男の肩に手を置く。よくわかっていない妻の背を力強くなでた。「…ありがぁあっとおぉ!!」とんに会場に集っていた家族、ジョギング中のオジサン、ロシア産の毛が長くて足が立派な散歩中の紳士、とあずき色のジャージの一団の地元の女のコ、赤青黄のマダムたちみんなが、とりもなおさず喝采。「おめでとーぉ!」声のでかいライトとキャプテンがバンザイしている。「あ…っあたし?」帽子の中の硬球に気づいて短い細い腕を天に掲げて「ありがとぉぉぉっ!」彼女の右目はホコリがはいったのか逆さ睫毛か充血して涙止まらず。嫁と乾杯して蒼天お元に発泡酒をのみほしたのだだった。