「不在による存在感」
※あっちゃんと父と友人のウサギに捧ぐ
鹿もいる猪もいる山中に
気飲みに詳しくリスをおう
蹄の仲間腕を振る
力を込めて腕を振る
泥を飛ばして腕を振る
深い谷の波形、止まる
幸せの黄金の雲海にたゆたう
強く眠る
深く。
蹄の仲間群れ集う
なんもかもいっしょくたに
のたうつまろびつ
電飾きらびやかなり
電子矩形波奔しる
スーヴェニアのコップ持たず。
ぴょん
電飾煌々たり
一定区間写真不可避不可能無許可
浮ついて耳のカタチの帽子かぶらず
ぴょん
げっ歯類向くな笑み心臓ハヤガネわしづかむ
蹄の仲間腕を振る
力を込めて腕を振る
ちぎれんばかりに腕を降る
<了>
WRITE BY 蟲12.08.盆前
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